【なぜ起業する?】もうすぐ40歳 男のひとりごと ③

さて、うちの職場にもコロナ陽性者出て、感染するのは、いつなってもおかしくない状況になってきました。手洗いうがい、手指消毒、換気、使用物の消毒、密にならない工夫と、色々な業務が重なり、またこの梅雨の気候で体力が消耗しますね。

皆様、心身の体調お気を付けください。日々がんばっている自分を労わってくださいね。ご飯食べて、睡眠とって、この難局を乗り越えましょう。

学校入学後の一年間

【なぜ起業する?】②の続きです。

入学した私は、本望ではないけど、まず初めに勉強より、職場の人たちとの良好な関係を維持しようとした。なぜなら、職場には入学の了解が得られても、通学3年という長いスパンを生きるには、「仕事と学校をちゃんと両立してやってますよ~」と、常にアピールするため、仕事に入れば、同僚よりも2倍働くようにした。

具体的には、少し対応を誤ると、近くの人を叩いたり、自分自身を傷つけてしまう利用者の対応や汚物処理、普段目の行き届かないところの掃除、通院の付き添いなど、いわゆる3K(きつい汚い危険)を積極的に取り組んだ。

今振り返ると、まさに自己犠牲でしたね。当時は27歳、入学前までは週3日くらい趣味のバレーボールをしていたので、心はしんどくても、体力でカバーしていた感じだった。

その3Kをすることで、得られるメリットは大きいかもしれないと、、なぜなら、人の裏と言うべきではないかもけど、面倒なことはしたくないはずなので、そこを補填すればいいのではないかと、自分なりの考えを出した。

そうすれば、私をあまりよく思わない職員の風向きが少しでも変わることを願い、、。その職員に無理にコミュニケーションをとったり、旅行のお土産を渡したりするより、行動で示し続けることが、確実に風向きを変える方法だと思った。

入学して3Kをひたすら続けて半年が過ぎ慣れてきたところで、私への風向きが穏やかになった。成果と、、言ってもよいぐらい穏やかになった。❞喉元過ぎれば熱さ忘れる❞(格言)そんな感じに時は過ぎ、そろそろ一年が経とうとしているときに、仲の良い同級生のS君が休みがちになった。

S君、どうしたの?

S君とは、将来の夢や恋愛を語る仲。いつもニコニコ、聞き上手で相手の思いを尊重し、応援してくれる人だった。どうしたのか連絡をとると、どうやら風邪をひいて休んでいるようだ。確かに鼻声だった。その後、学校に来たと思いきや、また休む日が続いた、、。

あれ、なんかおかしいな、、。他の理由があるんじゃない?何気なく聞いてみると、、。「なんでもないっすよー!」の一言。あやしい。

S君の席隣りで花柄のワンピースが似合うMちゃんに聞いても分からずだが、ただS君のことを「最近、元気ないんだ」と言う。もしや、うつ病とかメンタル病んでいるのかな、、。

それから、私を含めS君と仲の良いメンバーも元気なさそうと言う人が増えるのと同じように、S君は周りに対して、次第に素っ気ない態度が目立つようになった。そして、、一週間に学校へ来るのは2程度と日なった。

私は、学校休んでるS君に、ほぼ毎晩電話するようにした。数分でも、他愛のない話しでもいいので、S君自身から今の思いを吐き出させかった。

そういったやり取りを数週間経ったある日の深夜だった。S君はなぜか外を一人で散歩していたときに、電話に出てくれた。

S君「〇〇さん(私)、自分学校辞めたくないっす」と涙を浮かべ言ってくる、、。何かあったの?

S君「自分もう余命半年なんです、白血病で血液の癌なんです」と言う。

私は言葉を失った。電話がつながったまま数分間、音信不通になった。その後、気まずくなり、お互い電話を切るタイミングを図りながら、今度ご飯でも食べようと、簡単な会話をして終えた。

数日後、S君は学校へ来て、皆の前で自身の病気のこと全てを爽やかに淡々と話していった。

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