【同行援護研修】視覚障がい者の外出支援に挑戦

同行援護とは、視覚障がい者の外出を支援すること。移動の支援はもちろんのこと、他に例えば、その方が外出先で、どこのお店でどの商品を買うかや、移動する際の人や車など混雑状況、役所で申請書類の代読・代筆支援などの情報提供をすることがある。

研修には、一般従事者向けの基礎的スキルを学ぶ一般課程がある。また、その一般課程にプラスして、実践的なスキルの習得や自ら同行援護事業を行うため、サービス提供責任者資格の取得要件になっている応用課程がある。今回は、一般課程のみを受講した。

研 修 内 容と感 想

全工程三日間の研修で一日目、二日目は、制度の説明や視覚障がい特徴や支援方法などの学びや、研修者で支援者と白杖を持った利用者になって交代しながら、商業施設内のエスカレーターや階段の昇り降りや、狭い通路の移動訓練をした。

三日目は、繁華街に向かい外の移動訓練をした。コロナの影響があるものの、休日だったため、人が多い中の訓練となった。始めは、研修先の商業施設から電車で一駅乗り、繁華街へ行き、時間内に指定された場所を通過し、大きな公園の噴水前がゴールであった。

私とペアになった方は、市役所勤務風の真面目で物静かな男性。外の移動訓練はトータル2時間で、二日目の移動訓練同様、支援者約と利用者役が均等になるように交代して研修に臨んだ。

私もペアの方も一番困ったことは、自分が今どこにいて、措定場所にはどうやって進むか。お互い土地勘がないまま、渡された地図や時々、マップアプリでナビしながら前に進み、もう二人とも不安と緊張でがちがち笑。

がちがちは、支援者役、利用者役になった双方にとって、ひしひしと伝わっていた。基本、利用者は支援者の腕を軽く掴んで移動するので、それがリアルに感じたのは手や腕の震えを感じたときだった。また、利用者役となれば、どこに向っている分からず不安。指定場所に行くことだけで頭がいっぱいの支援者役。

利用者役に周りの状況等の情報提供や不安にさせない言葉も欠けていた。そういった感想は、ゴールした後に気付き、訓練中は目の前のことに一点集中してしまってることは怖いことで、どんな状況でも冷静さが必要だと感じた。これがペアを組んだ双方の感想。

感 想 の 深 掘 り

利用者役になったとき、目が見えない分、普段よりも風や周りの雑音を感じ、お昼時のこともあり、飲食店から出る食欲をそそる匂い、香ばしく焼き上げた甘いお菓子の匂いなど、、視覚以外の四感がそのときだけ鋭くなったように感じた。

というか、その四感を頼らないと、命の危険にさらされると無意識(本能的に)に自覚していたのでは。

隣に支援者が付き添っていたとしても、危険にさらされる不安は消えなかった。約一時間、ほぼ目を閉じて、歩くなんて、人生初だし不安なもの。

では、不安を減らすには何か必要か。不安は消えないにしても、歩き続けることで、慣れは出てくる。

その慣れを補うには、支援者の冷静な対応と、絶対的な安心感を与える言葉が必要なんだと、実地訓練を通して、最速な失敗は歓迎。次に活かせる糧になった。以上。

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