障がいの有無を問わず子供の「生活する力を育む」には

生活する力を育む3つの視点

1.まずは、基本的な生活習慣を身に付けよう!
日々の生活において欠かせない、食事や睡眠、排泄、着替えなど、衣食住に関連した様々な生活の動作を身に付けていくことが必要ですね。もちろん、全ての生活動作を子供一人で行うのは難しい。
親や友達、身近な大人たちに助けを求めたり、一緒に真似して取り組んでみたりして、相手と関わりも経験しながら、身に付けることが望ましい。子供が少しでも自分の力で「生活してるんだー!」と思えること。
そのために、大人は子供自身が「生活の主体者」となっている部分を認めてあげることが必要ですね。

2.コミュニケーションは生きるコア!
子供が日々感じたことや思ったことなど、自分の気持ちをのびのびと表現するには、親などは子供自身の存在を大事にされている実感を持てる関わりや会話をすることで、子供は安心して、伝えようとする。
この「安心して」がコミュニケーションのベースとなる。障害の有無を問わず、それぞれ子供は自分の思いを話し言葉で表現できたり、苦手だったりする。

それでも、自分のできる方法で、今まで身近な存在ではなかった相手や初めて出会う同世代の子供たちと交流をしようする中で、ベースの安心に自信が加わり、関わりが日常化していく。親などは、子供が相手と関わるための新しい手段を手に入れられるような、そんな支えが必要ですね。

3.遊びを通して、小さな社会性を育んでいこう!
それぞれ子供たちは、家庭や学校生活の中で我慢したり、喧嘩したりするなど、様々な経験を通して、喜怒哀楽の感情を育み、社会的なルールや相手と関わるマナーを学んでいく。例えば、おもちゃを使う順や使用時間を守る、使ったら元の場所へ片付けるなど基本的なことだけど、それは守れるようにするのが、親などのミッション(笑)。

当然、すぐに守れることはない。初めは、こちらが言葉で順番や「使用時間を守りなさーい」と、結論を言っても、意味が分からないし、ましてや「守れる守れないって何?」からだ。その意味をどう伝えるか。
意味が分かりにくい幼い年齢であれば、初めのうちは、「貸して」と言いながら、両手を重ねてジェスチャーを繰り返す、または、その子供が持っているおもちゃを両手で支え、こちら側に持っていくことをして、子供が渡してくれるの焦らず待ってみよう。
意味は年中、年長さん以上からでも、十分間に合うし、決して焦ることはないですよ。

生活する力を育むには、土台作りから

子供と関わる親など身近な大人たちは、信頼・愛着関係づくりを土台にして、生活する力を育んでいきたい。子供との信頼関係が無ければ、一人ひとりに合わせた教育は難しく、愛着も作れない。
信頼を作るためには、子供の表情や仕草を観察し、言葉(話し言葉にならない言葉や独り言を含む)に耳を傾け、受け止めて応答し、その子が伝えたい思いを想像しながら、意思の疎通ができるように努めよう。具体的に、信頼を作るためにはどうしたらよいか考えたことを2つにまとめた。

1 子供との身体接触を通して、心が触れ合う機会を設定すること
子供と視線を合わせたり、微笑んだりすることを通して、子供が「嬉しい、楽しい」といった気持ち抱いたり、「僕は大事にされている」ことを実感できるようにしよう。具体的に、手遊びや曲に合わせたダンス、子供が今はまっているアニメやゲームの話しから、キャラクターのモノマネ、言葉遊び(しりとり、逆さ言葉)など、大人自身が童心になった関わりが良い。

2 子供の思いを十分に受け止め、共感すること
生活の中では、大人と子供との意図がすれ違ったり、ぶつかり合ったりする場面が多くある。例えば、子供が夕食の時間に「テレビ見たい」や「まだおもちゃで遊びたい」などと要求することがある。
そうした場面で、例えば「テレビ見たいよね。お父さんも見たいけど、、じゃあご飯食べたら見ようよ」と伝え、子供の思いを十分に受け止めながら、いつテレビを見れるか、つまり、いつ子供の要求を叶えられるかを伝える。

こうした関わりを通して、初めは要求を通らず怒っていた子供も、少しずつ自分の思いを分かってもらえる経験や、大人が約束を守り、願いを実現してくれる経験を得ていくことで、大人への信頼感を抱くようになるとともに、自身の気持ちに折り合いをつけることができるようになっていく。

子育てにおいて変わることはないもの

私たち大人は子供との信頼関係を基盤としてコミュニケーションの力を育て、一人ひとりの成長に合わせて、社会のルールを身に付けられるように関わる。子供は生活の中で、身近な大人のまねをし、身の回りのことに自分で取り組んだり、支えてもらったりを繰り返してい行く。子供は多感な時期で喜怒哀楽をストレートに出す。

むしろ、それらを出せたこと、確立されることが一番の成長でもある。また、着替えやお菓子の袋を開けるなど、小さなことでも最後まで成し遂げようとする。あえて、冒険していると言ってもよい。人として、生活する力は、生きる力である。冒険を通して、人との関わり社会性、生活技術を獲得する。そうやって、人は生まれ、人生をまっとうする。

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